phase(追記)

昨日の記事で『基剤』についての調査結果を書いたけれど、調べ方が甘かった。。反省。

化粧品関係のウェブサイトでは

基剤

医薬品や化粧品の原料のうち、その製品に形を与えるために主に使われる成分のこと。賦型剤(ふけいざい)とも呼ばれる。軟こうやバームのワセリン、錠剤やファンデーションのタルク、座薬のカカオバターなどがよく知られる。

医薬品や化粧品に配合される有効成分や色材などの量はとても少なく、そのような成分だけで製品を作るのは難しい。そのため、基剤を混ぜて製造時・使用時ともに扱いやすいボリュームに調整する。そのほか、配合された有効成分が体に吸収されやすいようにする、トラブルが起きている皮膚を保護したり冷やしたりするなどの役目も兼ねることがある。

となっていた。だから、化粧品関係で『基剤』という用語がでてきても、一概に間違いとは言えない可能性がある。つぎに、『基剤』の英訳がどうなっているかを他の化粧品関係の特許明細書を検索して調べると、これは”base material”あるいは”base(名詞)”が多い。

以上を踏まえて、問題の英文-対訳文を再確認する。

原文)
As used herein, the oil phase may include hydrocarbon oil based phases as well as silicone oil based phases.

対訳)
本発明で使用する場合、油相には、炭化水素油基剤の相とシリコーン油基剤の相を含んでもよい。

うーん、やっぱり『基剤の相』という訳はないな。基剤の『剤』に相当する部分が英語にないし、そもそも”based”は”phase”を修飾している。昨日頂いたコメントにあるように『~主体の相』とするのがよさそうだ。

複数からなる溶媒について

複数種の組成物からなる溶媒について調べたところ、用語としては『共溶媒』『共晶溶媒』『混合溶媒』などがあることが分かった。今回の場合、炭化水素油とシリコーン油が混ざっているだけだろうから、『混合溶媒』のカテゴリだろう。

いろいろ検索していると、日本油化学会の機関紙『オレオサイエンス』で過去に掲載されていた入門講座シリーズを見つかった。各回の記事分量は短めで、油脂に関する内容が平易に説明されている。とりあえず、全回分をダウンロードした。

・・・勉強の素材ばかりが増えていく。やらなくちゃ。