ストレージのメモ(HDD vs SSD)

Wikipediaより
基礎知識(IT系)

先日、HDD(Hard Disk Drive)の構造について少し書いたが、もうちょっと深く、SSD(Solid State Drive)との関係性を絡めて調べたときのメモ。

HDDのメーカー

ユーザの要望に応えたHDD価格の下落に伴い、生産のスケールメリットを求めて業界の寡占化が進んできた。1980年代に100社以上HDDメーカーあったが、合併と買収が進んだ2018年10月現在では、Western Digital、Seagate Technology、東芝のたった3社しか残っていない。その結果、2011年に起きたタイの大洪水では、WDの工場と関連施設が被災してHDDの価格が急騰したあおりを受けてHDDの価格が急騰した。当時の職場の経理担当者がブツブツ言っていた気がする。

さて、この3社は、次世代向けのHDDで今も激しい競争を続けている。日刊工業新聞の記事によると、東芝の技術は『枚数ではなく、新たな記録技術で1枚当たりの記録密度を向上する「熱アシスト記録」や「マイクロ波アシスト記録」』とのことだ。ためしに「マイクロ波アシスト記録」をキーワードにして特許明細書を検索したところ、2018年10月現在で、出願数は22件あった。そのうちの19件が東芝と協同している日立のもので、2010~2012年にかけて一気に出願されている。なお、「熱アシスト記録」のほうは、もう少し幅広い事業者から、100件以上の出願がある。

メーカーの動向と特許出願を対比して読むと、これはこれで面白い。

SSD

IT用語辞典によると、次のように説明されている。


SSD 【 Solid State Drive 】 ソリッドステートドライブ

SSDとは、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置。ハードディスクドライブ(HDD)などと同じストレージ(外部記憶装置)としてコンピュータに接続し、プログラムやデータの永続的な保存に用いる。

SSDの利点と欠点

利点

SSDは固体メモリなので、機械的衝撃に強く、落下によるクラッシュの心配がない。また消費電力が低く、無音であり、装置の形状を小型、薄型、軽量にすることができる。また、半導体素子に電気的にデータの記録、読み出しを行うため、極めて高速に読み書きが可能となっている。

欠点

書き換え回数に制限がある、同じ物理アドレスの読み出しを繰り返すと隣接した物理アドレスのデータが読み出せなくなる恐れがある、といった問題を抱えている。また、データ容量当たりの単価がHDDよりも高い。

SSD商品

実際に市販されているSSDについて調べてみた(画像のリンク先はAmazonでベストセラーの商品)。

リンク先の下のほうにある型番比較の表をみると、たしかにHDDよりも容量当たりの単価が高い。

また、HDDとSDDを両方販売しているWDの商品説明

ハイパフォーマンスのSSDとHDDのストレージを組合わせれば、速度と容量の両方のニーズを満たすPCを利用できる完璧なソリューションが実現します。

とあるように、上手く組合わせて使うことになるのだろう。