進捗(2/4~2/10)請求項の形式についてメモ

基礎知識(法律系)

ただいま、特許翻訳(英日)のトライアルを受験中(~2/22)。課題の訳文作成は一通り終わって、次にこれをPCT出願形式に整える作業中。

記憶が曖昧だったので、請求項の形式について復習した。(参考資料:『明細書作成実務講座』(東洋法規出版)第9章)

実務書としては内容に賛否があるかもしれないけれど、読み物として面白いと思う。

形式

  1. 書き流し型(順次列挙形式)
  2. 構成要件(構成要素)列挙形式(combination形式)
  3. ジェプソン(Jepson)形式(two-part形式)
  4. マーカッシュ(Markush)形式(択一形式)
  5. means (step) – plus – fuctionクレーム
  6. Product – by – Processクレーム

ここの全部の説明を書くのは大変なので、とりあえず、機械系やソフトウェア系で頻出の構成要件(構成要素)列挙形式(combination形式)、ジェプソン(Jepson)形式(two-part形式)、means (step) – plus – fuctionクレームのみ書くことにする。化学・バイオ系の明細書をやるときは、マーカッシュ(Markush)形式(択一形式)やProduct – by – Processクレームが重要かもしれない。また、例文を本から転載するのは如何なものかと思うので、例文も省略。

構成要件(構成要素)列挙形式(combination形式)

概要

  • 発明の構成要件(構成要素、発明特定事項)を列挙する形式
  • アメリカにおいて基本的に記載形式の一つ
  • An apparatus comprising: *****」という形式になる

留意点

  1. 各構成要素間の関係を記述し難いため、列挙する順序を工夫する必要がある
  2. 各構成要素間の関係を的確に記述しないと、内容が不正確となりやすい
  3. 発明の特徴に直接的に関係しない構成要素も含めて記載するため、長文になりやすい

ジェプソン(Jepson)形式(two-part形式)

概要

  • 「~において、----を特徴とする・・・・」の形式
  • 「~において」の部分に従来技術を記載する「----を特徴とする・・・・」の部分に特徴である構成要件(発明特定事項)を記載する
  • 欧州では基本の形式だが、アメリカでは例外的に使用されるのみである
  • 欧州では運用基準が厳しい

means (step) – plus – fuctionクレーム

概要

ミーンズ・プラス・ファンクション(手段+機能)の形式あるいはステップ・プラス・ファンクション(ステップ+機能)の形式で記述される。

留意点

アメリカでは、この形式で何らかの構成要素(ステップ)を記載すると、その構成要素(ステップ)の意味は明細書(と図面)中の記載+その等価物の範囲に限定して解釈される。そのため、使用している構成要素(ステップ)の意味するところ(定義)と具体例を明細書中に入れておくことが必要である。