進捗(9/17~9/24)

最近の気温の低下についていけず風邪気味なので短めに報告。


先日フーリエについて勉強したことを補強しようと思って、名前に聞き覚えがあった電子計測器に関係する企業(アンリツ、ナショナル・インスツルメンツ、テキサス・インスツルメンツ、テレダイン・レクロイ、ローデ・シュワルツ)のウェブサイトから、初心者向けの勉強資料を集め、気になったところを拾い読みした。いずれのサイトも、無料登録さえすれば、PDF資料やウェビナーを見ることができる。

次に、比較的短い日本語が原文の特許明細書(アンリツ)を1つ選んで、上記の資料と照らし合わせながら読み込んだ。分周、チャープ信号、FMCWなど、明細書に出てくる用語や概念を整理してノートにまとめた。

明細書を読んで発見したこと
#1
スペアナやオシロスコープというと、電波を受信する基地局のような建造物の中で使うイメージだったが、小型化されて回路設計に組み込まれた結果、車載のミリ波レーダなどでも使われていること。

#2
性能が向上したミリ波レーダは、LiDARと相補的な役割をもつセンサになっていること(参考;【最新版】自動運転の最重要コアセンサーまとめ LiDAR、ミリ波レーダ、カメラ)。

知子の情報について備忘メモ
久しぶりに手動でバックアップを取ろうとしたところ、保存場所が分からずに焦ったのでメモ。「知子の情報」で新規作成したファイルのデータ保存場所は、ソフトを起動した際に上部に示されている場所
C:\Program Files (x86)\TEGLET\TomProWC\data
ではなく、

C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\TEGLET\TomProWC\data

にある。

参考)http://rms-099.hatenablog.jp/entry/2016/01/02/235849

VirtualStoreの無効化は可能なようだが、焦ってする必要もないので、とりあえず現状維持とする。

 

NASについてメモ(DS218+設定編)

開梱

先日納品された2ベイのNAS「DS218+」(Synology社)をやっと開梱した。今回購入したのは、HDD2本と組合わせたセットなので、納品の時点で、RAID1の設定になっていた。本体とHDDを別買いした場合は、HDDをブラケット(HDDを本体に装着するためのケース)にネジ止めで固定しなくてはいけないようだから、そこはちょっと面倒くさい。以前、設定したことがあるネットギアの製品の方が簡単そうだ。

DS218+と装着されていたHDD。白い番号シールは自分でつけた。

数年後にHDDを換装する際に、装着する場所を間違えるとRAIDが上手く機能しないので、予防策として、本体とHDDのそれぞれに番号シールを貼った。

初期設定

LANと電源を結線し、マニュアルに従って、管理ツールをダウンロードした。ブラウザ経由で見る管理画面は、スッキリとしていて見易い。必要最低限の機能だけが有効になっていて、あとは必要に応じてパッケージをインストールする方式だった。IPアドレス等の基本設定ののち、ウイルス対策パッケージやバックアップ用のパッケージをいくつか入れてみた。

ブラウザ経由で見る管理画面。

バックアップの種類

今回入れたアドオン「Active Backup for server」には、3つのバックアップモードがある。「ミラーリング」が最新バージョンの保存用、「インクリメンタル」がアーカイブ用とのことなので、ミラーリングを選択した。

Active backup for serverの紹介ページより。

だが一般に、インクリメンタルバックアップ(増分)と言えば、「更新された情報のバックアップが常に1つしか存在しないためであり、ある時点のバックアップにはその直前のバックアップから変更された部分しか含まれない」(wikipediaより)バックアップではないだろうか?

ストレージ系のウェブサイトで用語を確認したところ、以下のような使い分けだった。


#システムバックアップ
OSバージョン・パッチ・パラメータ・ネットワーク設定・IPアドレス・ファイアウォール設定など、システムを構成するデータを丸々バックアップ

#データバックアップ
システム動作に関係はないが、必要不可欠なデータをバックアップするもの。定期的に大量のデータをバックアップすることで、不測の事態が起こった際も安定して作業を継続できる

#データバックアップの種類
1.フルバックアップ
ある時点でのデータを丸ごとバックアップする方法。主に、初回のバックアップする際に使用することから、「初期バックアップ」とも呼ばれる。

2.差分バックアップ
初期バックアップ(フルバックアップ)と比較して、変更した部分を都度保存する方法。
過去のバックアップデータが欠損しても、以降のバックアップデータに影響を及ぼすことはない。

3.増分バックアップ
前回から今回までに増加した分のみをバックアップする方法
差分バックアップに比べて、バックアップデータの量を削減できるというメリットがあります。ただし、ある時点のバックアップデータが欠損した際は、それ以降のバックアップデータにも影響が及ぶリスクがある。


メーカーによって用語が微妙に違う可能性があるので、注意が必要だ。

進捗(9/10〜9/16)

トライアル(産業翻訳)合格

先日受験した産業翻訳のトライアルに合格して、登録翻訳者に採用していただいた。この講座にきちんと取組み始めてから約8カ月、実際に仕事があるかどうかはまた別として、一歩前進した気がする。下の写真で言えば、一番陸に近い岩に飛び乗った感じ。これからまた、英語そのものや技術要素の勉強はもちろん、校正ツールやスケジュール管理についても考えていかなければならない。先は長い。

立待岬(函館)にて

フーリエ解析について

学生の頃に受けた専門科目でサラッと習ったが、選択した研究テーマでは直接的に必要なかったこともあって、あまり真面目に勉強しなかった。「潮汐や波動解析の基礎について習熟していれば、もっと深い研究ができるだろうな」と思いつつも、面倒くさがってやらなかった。

就職後、「電波・通信関係の理論的/実務知識があれば尚良い」業務に配属されたが、知らなくてもあまり困らないこともあって、忙しさを理由に、やっぱり勉強しなかった。

そんなわけで、波の基本であるフーリエ解析については、20年間ほど、「本当は勉強しなくちゃいけないのにやっていない」という後ろめたさ(?)を抱えてきた。しかし、この講座を受講し始めて、電波・通信・IT関係の特許明細書を読むようになると、今度はいよいよ理論的な基礎知識が無い状態では、前に進むことがきつい場面が出てくるようになってきた。

そこで今回、10年以上前に購入して以降、書棚に放置していた『フーリエの冒険』を、手を動かしながら読んだ。覚悟を決めてやってみると、案外すんなりと理解できて驚いてしまう。今まで一体、なにがそんなに嫌だったのか分からない。

フーリエが分かれば、次はフィルタに進めるだろう。そのあとは、電波の受信/送信の仕組み、暗号や量子コンピュータにもつながるかもしれない。夢は広がる。

 

 

進捗(9/3~9/9)

9月6日~7日は地震による停電のため、翌8日は食料調達に忙しく、9日は疲れて寝ていたので、今週はあまり勉強が進まなかった。

地震で新たに知ったこと

1.住んでいるマンションは、停電でも断水しない。電力ではなく、水道管の水圧によって給水する仕組みらしい。

2.北海道は、メインの火力発電所がコケルと、他の火力発電所もみんなコケル。原発を停止した際にバックアップ用の火力発電所をメイン稼働に持ってきたせいだろうが、恐ろしい話だと思う。暖房は電気だけ、という家庭はないとは言っても、冬だったら、一晩で何人が凍死しただろう。

今夜も暗闇か…と諦めの気持ちで家路を急いでいだところ、誰かの家から漏れる灯りで停電解消を知った!

 

 

 

 

 

 

 

勉強の話

職場で仮想NASを設定するために、先週からルーターをいじっている。しかし、ネットワークの実務経験がそんなにある訳でもないので、たぶん〇〇だろう、と思いながら手探り状態での作業である。

参考資料を求めて書棚を漁ったところ、『マスタリングTCP/IP入門編 第4版』が出てきたので、これを参考に通信の基本の勉強を始めた。自分で買った覚えはないから、きっと夫のものだろう(画像は第5版)。

[竹下隆史, 村山公保, 荒井透, 苅田幸雄]のマスタリングTCP/IP 入門編 第5版

TCP/IPが分かれば、今回のルーター設定に役立つだけでなく、通信そのものに対する理解がかなり深くなると思うので、1週間だけ寄り道して、勉強しようと思う。

 

NASについてメモ(簡易NASでVPN)

無線LANルーターのUSBポートを利用した、簡易NASの設定メモ。


設定の前提条件

1. 簡易NASに接続するPC(以下、接続PC)は、既存の大型NASにも従来通り接続できなくてはいけない。

——-> 接続PCのインターネット設定(IPv4 のプロパティ)を変更できない。

2,リースPCである接続PCには、無線の受信機能がなく、そもそも、社内的なお約束として、勝手に電波を飛ばしてはいけない。

——-> ルーターの無線機能をOFFにする。

方針

‏いろいろと検討した結果、無線LANルーターのVPNサーバー機能を使って、イントラネット内で、PPTPをすることにした。


地震&停電発生。特に被害は無いけれど、呑気にプログを書いている場合はではないので、短いけれど今日はここまで。

なお、接続設定の経過としては、概ね順調。一部の接続PC(Windows10)からのみ、簡易NASにアクセスが出来ないという問題が残っている。

 

 

 

 

 

 

進捗(8/27~9/2)

主なトピックは以下の3つ。

1.スカイプ面談

2.ルーター設定に関する情報収集を兼ねて、無線LANについて勉強

3.フーリエ級数・離散フーリエ展開


1.スカイプ面談

結論から書くと、『時間をこれ以上増やすのは難しいので、今のまま怠けずにやっていきましょう。』とのことだった。その結論に納得して「まずは、長期スパンでマイルストーン決めなくちゃね。」などと思っていたら、子供がすぅーっと「お手紙」を差し出してきた。

A4のコピー用紙に、覚えたてのひらがなで「おしごとがんばって」と書いてあった。どうやら、勉強している姿が「お仕事」に見えて、子供なりに、邪魔しないように我慢しているらしい。早く実ジョブをできるように頑張ろう!

2.ルーター設定に関する情報収集を兼ねて、無線LANについて勉強

無線LANルーターの設定を勉強する機会があったので、ついでに無線LAN(Wi-Fi)についても勉強を始めた。

企業サイトのジャーナルやQ&A、特許庁のDBから取得した複数の特許明細書の背景技術から判断すると、セルラシステム(LTE, 5G)と無線LANとの相違点は、まず、総務省の認可が必要な電波(強度)か否かのようだ。両者をどのように連携させていくか、というのが1つの大きなテーマらしい。また、無線LAN内の課題としては、アクセスポイントの切換えや、安定した通信の確立などもある。

以前、LTEについてマップと対照して考えてみると、共通する技術要素が多そうなので、当時のノートを見返しつつ充実を図っていこうと思う。

 

 

 

 

3.フーリエ級数・離散フーリエ展開

電波、通信分野、信号のフィルタや暗号化理論等、どこにいっても、フーリエ解析が出てくるので、苦手なのは我慢して、少し勉強を始めた。とりあえず、フーリエ級数と離散フーリエは終わったので、次はFFTだ。だが解析に入る前に、道具立てとして、線形代数と微積を少し復習する必要がある。最後に代数をやったのは、もう15年以上になるけれど、ちょっとやれば思い出すと思う。

フーリエ級数:すべての複雑な波は単純な波の重ね合わせである。

フーリエ展開:複雑な波を構成する、単純な波の振幅を求める。

フーリエ変換:さまざまな周期を持った一連の波を生成し、そのそれぞれの波と解析したい波とが一致するかどうかを確かめる

 

 

進捗(8/20~8/26)

ちょっと気になる翻訳会社を見つけて応募をしたところ、早々にトライアルを頂けた。この一週間は、そのトライアル対応と子供の看病(保育園でヘルパンギーナを貰ってきた!)で、いっぱいいっぱいだった。

合否はともかく、数カ月前に受験した某社のトライアルよりは、ずっと良くできたと思う。訳に取り掛かる前の下調べの時間を長めに取ったことで、訳自体にかかる時間が短くなったし、以前よりも、書いてある英文をそのまま素直に読めた気がする。あとは受かればいいんだけれど、まぁそれはそれだ。

トライアル課題に取り組む中で、改めて確認した文法事項の一つに接続詞がある。大学の英文科とかを卒業したわけではないから、英文法ときちんと向き合う時間が不足している。今後の検討課題の一つだ。

接続詞に関するノートを少し貼って、今日の報告は終わり。子供に移された風邪の影響で、PCモニタを見続けるのが辛い。。。


参考:徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版(旺文社)

等位接続詞
文法上対等の関係にある語と語、句と句、節と節を結びつける
and, or, but, for

連結を示す等位接続詞「and」の機能
①語と語、句と句、節と節を結ぶ。
②時間的な順序・結果を示す。
③命令文+and:「~しなさい、そうすれば」の条件文を表す。
④単一物を示す:2つのものを結合して、単一の概念を表す。
⑤同じ語を重ねて反復・連続・多様・多数などを表す。
etc.,

接続副詞
副詞でありながら、原則として等位接続詞と同じ機能を果たすもの
besides, then; else, otherwise; however, still, yet; jence, therefore, so など
①連結(also, besides, then, moreover)
②反意(however, nevertheless, still, yet)
③選択(else, otherwise)
④因果関係(so, therefore, consequently, hence)

従位接続詞(従属接続詞)
従節を主節に結びつける語。従位接続詞に導かれる節は名詞節または副詞節になる。
①名詞節を導くもの:taht, if, whether
②副詞節を導くもの:when, because, if, as though

進捗(8/13~8/19)

定型表現についてまとめたノートのブラッシュアップ、法令用語の確認、データのエラー訂正方法の復習などをした。


定型表現

関連出願の相互参照について、公開特許公報の訳を研究した。具体的には、先日受けた模擬トライアルの解説・解答例を参考にしながら、数カ月前に自作した”関連出願の原文vs対訳ノート”に、自作の訳文を追加した。10個目を超えたあたりから徐々に慣れてきて、最終的には機械的に訳が作れるようになった。また、公報からコピペしただけだった対訳に、気になる点についてコメントを追加した。

定型表現が多い箇所の訳練習には、この方法がとても有効な気がするので、来週は結語表現についても同様の作業をする。


法令用語

「ハ」と「ガ」の使い分けや冗長な表現について、実際の特許公開公報がどうなっているのかを調べた。2017年の出願数が上位3位までの代理人について特許庁のデータベースで公報を確認したところ、「ハ」と「ガ」を明確に使い分けている明細書は少なかった。公報の対訳を鵜呑みにして、そのままTMに入れる危険性を再認識した。

また、Amazonで注文した法令用語のテキストが届いたので読み始めた(下図:目次の1ページ目)。「および」と「または」だけでなく、今までなんとなく使っていた日本語に、ちゃんと役割が与えられていたので驚いた。知らないって恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 


エラー訂正

職場の昼休みを読書に充てている。先週、やっと読み終えた本『量子コンピュータとは何か』の中で、エラー訂正についての分かりやすい説明を見つけた。サイモン・シンなどもそうだが、サイエンス・ライターというのは、本当にすごい人達だと思う。複雑な概念の要点を、言葉だけで表現できるのは、やっぱりプロだ。

 

以下、本書より、エラー訂正技術の説明をつまみ食いしてまとめたノート(一部)


単純な方法:多数決の原則
コンピュータや電話回線でメッセージを正しく伝えるためには、同じものを3つ送信すればよい(含まれるエラーの最大数が1つの場合)。重複の回数を多くしていくと、すべてが同じエラーを起こす可能性はゼロに近づいていく。

やや単純な方法:各ビットの繰返し
メッセージが1011だとすれば、各ビットを3回ずつ繰返し、111 000 111 111とする。
送信中にビットが1つ反転して、111 000 101 111となったとしても、すぐにエラーを見つけて訂正できる。重複の回数を増やせば、複数回のエラーにも対応できる。

工夫された方法:パリティ・ビット(1ビットのエラー訂正)
送信したいビット列(例えば、11001)に含まれる1の個数が偶数ならば、ビット列の末尾に0を、奇数ならば1を追加して送信する。受信者は、1のビット数を数え、それが末尾のビットに一致するかどうかを調べる。一致しなければ、データを破棄して、再送を依頼する。

もっと工夫された方法:ハミング・コード(2つ以上のパリティビットを用いること、受信側でエラーの位置を特定し訂正する)
・4ビットのメッセージ(ABCD)に、3ビットのパリティ・ビット(XYZ)を付けて送信する。
X:ABCに対するパリティ・ビット
Y:BCDに対するパリティ・ビット
Z:ABDに対するパリティ・ビット

3つ組同士が重なっていることにより、メッセージ部分(たとえば1101)の中でエラーが生じれば、必ずパリティ部分(001)の複数のビットがおかしくなる、ことを利用する。

 

 

 

 

さらに工夫された方法:メッセージ部分を2組のパリティ・ビットで挟む。
・右側のパリティ・ビット:記憶レジスタとして使う(つまり、変化させない)
・左側のパリティ・ビット:動的レジスタとして使う(つまり、メッセージ部分の変化に応じて、随時更新されるようにする)

・メッセージが届いたら、2組のパリティ・ビットを比較し、食い違いがあれば、問題の箇所のメッセージ・ビットを反転させる。メッセージ部分自体をを読む必要はない。

進捗(8/6~8/12)

今週は、明細書を読むことからは少し外れて、受講者向けに紹介があった他企業のコピーライティング講座(キャンペーン価格:4,980円)の動画視聴&まとめと、日本語について勉強をした。

コピーライティング動画

今のところ、副業(特許翻訳)の副業(物販?)をする予定も余裕もない。しかし、CVの見せ方・売り方に繋がるヒントがあるかもしれないと考えて、計4時間ほどの動画を視聴した。

具体的な内容についてここに書くことはしないが、ライティング技術以前の話として、多くの説明時間が割かれた『マインド』と『コンセプト』についての動画は、幅広く応用が効きそうだ。来週、とりあえず、CVの修正作業に活かしてみようと思う。

なお、動画のほとんどの時間は、講師の姿ではなく、スライドが画面に出ている。セミナー動画とは言っても、TEDのような感じではない。

プロの仕事なので当然の話だが、このスライドがとてもよくできていて感動した。全体の構成、フォントの種類・大きさ、一画面あたりの情報量など、普段の仕事で真似をしたい点が沢山あった。

先週より、職場の部署に、20人程度で共同利用するためのデータバックアップ用の小型NASを導入する仕事を任されている。業務工程としては、機器選定・相見積・購入手続き・セッティング・運用マニュアル作成などがある。まったくITに疎い人たち(CドライブとNASの違いが分からないレベル)向けに運用方法を説明する資料を作成することが一番厄介で、ちょっと悩んでいたので、そこに、このプロのスライドのテクニックを入れてみようと思う。

日本語

特許明細書の対訳を読んでいると、日本語としてこれでいいのか?と首を傾げたくなるような表現をたまに目にする。たとえば、結語の定型表現の、”without departing from the scope and spirit of the invention.”の赤字部分の対訳として『発明の精神』というのがある。発明者に精神はあっても、発明(無生物)にはないだろうに。なお、自分で訳す際は、今のところ『発明の趣旨』という訳語を採用している。

明細書の日本語は普通ではないから、この手のに日本語に慣れないとはいけない、と半ば思い込んでいたが、下記の法律事務所のブログ記事を読んで、それは大きな間違いだったと判明した。

テックロー特許法律事務所-コラム-お粗末文章実例集
URL:http://www.teclawplo.com/column06.html

試しに、この特許法律事務所が代理人を務めたと思われる特許明細書の対訳を見てみると、ものすごく読み易かった(特表2018-507058)。こういう明細書から、コピーライティング講座でいうところのスワイプを集めたほうが良さそうだ。

また、つい忘れがちになるけれど、特許明細書は法律に関わる文書である。したがって、法律の場面で使われる日本語を正しく使って、記載されなければならない。

とりあえず、法令用語のテキストを1冊、Amazonで注文した。

がんばれ、わたし。

 

 

読む練習(進捗7/30~8/5の追記)

先の報告で記載した、『日本語練習帳』を使った勉強について追記。

 

 

 

 

 

 

 

本書は全5章で構成されている。そのうちの第Ⅱ章『文法なんか嫌いー役に立つか』は、「ハ」と「ガ」の違いについて述べており、つづく第Ⅲ章『二つの心得』と第Ⅳ章『文章の骨格』は、文章全体の構成について述べている。

この第Ⅳ章で紹介されている文章読解の練習方法を少しアレンジして、特許明細書で実践してみた。初めの方のパラグラフで少し試しただけだが、私に向いたやり方な気がする。進捗としては、8月9日5時現在で【0014】まで。

そもそもの動機
あまり知識がない分野の特許明細書を、期限を設定せずに読み始めると、途中で眠くなったり、構成要素の関係マップが混乱してくることに悩んでおり、これを解決したい。

Q:なぜ、眠くなったり、混乱したりするのか?

A:文構造が複雑すぎる&新規の概念や用語が多すぎると感じ、パラグラフ単位の主題が見えなくなるから(だと思う)。

方法(試行錯誤中)
・各パラグラフの内容を、箇条書きにする。
・一文の長さは、76文字とする(ツール『知子の情報』の一行の長さ)
・できるだけ、少ない分量にする

対象
差動復調装置及び差動復調方法(特開2015-201810)

長すぎるので、【0002】と【0003】のみ掲載する。


【0002】

元の文
ディジタル位相変調を用いた無線通信システムにおいては、電波干渉によるマルチパスフェージング又は受信機の移動に伴う伝送路環境の激しい変動などにより、受信機に到来する信号の品質が劣化するという問題がある。また、弱電界環境において受信信号電力と雑音電力とが拮抗する場合には、受信機で生成された復調信号の信頼性が低下するという問題がある。例えば、ディジタル角度変調方式として四位相偏移変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)を適用する場合、位相平面上に設けられた絶対位相基準と受信信号とを比較して復調を行う方法が一般的であるため、電波干渉若しくは受信機の移動、及び熱雑音に起因する受信信号の位相回転量が大きい場合に、原理上、正確な復調を行うことができなくなる。

箇条書きのまとめ
・ディジタル位相変調の課題:受信信号の品質劣化と、復調信号の信頼性低下
・QPSKの場合:受信信号の位相回転量が大きい場合に、正確な復調ができない


【0003】

元の文
このような問題による受信性能劣化を軽減するため、QPSK信号の位相差分を用いて新たな変調信号を生成する差動四位相偏移変調(DQPSK:Differential Quadrature Phase Shift Keying)が広く一般的に利用されている。DQPSK信号の受信時には、ある時刻に受信した信号と、直前に受信した信号の位相差分を用いて復調信号を生成するため、DQPSK方式には、マルチパスフェージング環境すなわち全ての受信信号に対し一定量の位相回転が印加されるような環境であっても正確な復調を行うことができるという利点がある。また、DQPSK方式には、位相回転量が時間的に変化する移動受信環境であっても、位相回転量の変動速度が信号伝送速度に比べて十分に小さい場合は、位相回転にほとんど依存することなく正確な復調を行うことができるという利点がある。さらに、DQPSK信号は、受信側において絶対位相基準を再生する必要がないため、DQPSK方式には、受信機の簡素化が図れる利点がある。

箇条書きのまとめ
・受信性能劣化を軽減するため、DQPSKが広く使われる。
・利点:全受信信号に同程度の位相回転が印加されても正確な復調を行う
・技術:ある時点およびその直前に受信した信号の位相差分を用いて復調する
・技術:絶対位相基準が不要なので、受信機を簡素化できる。