進捗メモ

比較的アドバンテージがある分野を専門に、ということで、測位・画像解析系の特許明細書(まずは日本語)を読み始めて今朝で3日目。

化学系の特許明細書を無理して読んでいたときと比べると、かなりスムーズに読み進められる。初めからこうすればよかった。。。自分でもすっかり忘れていたけれど、昔、札入れの要件に必要だからという理由で、測量士補の資格を取らされたのだった(IT系の業務なのに!)。。これをどこかで活かせそうだ。

さて、今週は、自動車のナビゲーションシステムについての明細書を10件読む予定で、今朝は3件目を始めたところ。

【目標】

  • 和文明細書:6月末までに200件==>40件/月 ==> 10件/週
  • 対訳:7月末までに50件 ==> 10件/月
  • トライアル応募:8~10月にかけて3件/月
  • CV:3月、5月、7月に見直し
  • 11月:翻訳チェッカーとして稼働開始

 

夏までに

昨日のスカイプコンサルで、やや迷走気味で困っていた勉強方針についてアドバイスを頂き、そのアドバイスを基に、(主に資金面を)家族と交渉したところ、条件付きながらも一定のサポートと理解を得ることができてほっとした。

『専門』にする分野も決めたので、とりあえず7月末まではそちらの勉強に専念する。

よし、やろう!

『翻訳の泉』利用法(案)

先日の投稿をきっかけに、『翻訳の泉』で、いままでに勉強した部分(第1講~第5講)の振り返りをした。

今までのノートを見返すと
1. 各講の本題部分では見本訳と私訳の間で大幅なズレが発生していることは少ない。
2. 私訳が間違っている時は、例文前後の解説で自分の間違いを認識・修正できている。
3. 動詞を受動的に訳出する傾向があるところが要注意だ。
3. 各講の本題部分以外で、『?』や『要確認』とメモした部分が散見される。
4. 上記3の箇所について、ちゃんと後追いをしていない。


以下、追加で実施した後追いの記録の抜粋

第3講 例文10


原文:
The use of a divergent illumination enables a micro-magnification of each LCD of the mosaic pattern to be obtained on the screen.

見本訳:
発散照明を使用すると、画面上でモザイク・パターンの各LCDの微小拡大を得ることが可能になる。


疑問点1
『発散照明』とは何だろうか?『発散照明』でグーグル検索してもヒットしない。光学系の用語なのは間違いないが、技術用語としては発散光束に類するものだろうか?ちゃんと調べると時間がかかりそうなので、光学・半導体露光装置関連の特許明細書を読むときまでペンディング。

疑問点2
微小拡大ってなんだろうか?わずかに拡大すること、を意味することは間違いないだろうが、本当にこんな対訳だろうか?
==>光学機器メーカーのウェブサイト上の顕微鏡の用語集で、『微小倍率』という用語を見つけた。たぶんこれじゃないかな。

〇翻訳の泉利用法(案)
翻訳の泉は、いろいろな分野の特許明細書の一文を例文として使用している。したがって、各講の本題以外の部分にも注目して、気になったところを少し追いかけていくと、今まで知識ゼロだった技術分野に視界が広がる。使えそうな企業サイトや、言い回しを知ることもできる。よって、文法事項の勉強(ちょっと退屈!)以外に、技術分野のつまみ食い、ウィンドーショッピングに使うと面白い。

ガモフを読む

本格的に風邪を引いてしまって勉強が進まない。英語や特許明細書を読む気にならない。仕方がないので、布団の中でゴロゴロしながらガモフを読む。


ジョージ・ガモフ(George Gamow)
1904年ロシアのオデッサ(現ウクライナ領)に生まれる。レニングラード大学卒業後、ゲッティンゲン、ケンブリッジなどの大学・研究所を遍歴。34年アメリカに渡り、ワシントン大学教授、のちコロラド大学に移る。
量子力学のトンネル効果を発見し、原子核のα崩壊に適用してガイガー-ヌッタルの法則を導く。また原子核反応の知識を土台にして、天体の構造、恒星の進化を論じたほか、宇宙がビッグバンに始まったとして元素の起源を説明し、宇宙黒体放射の存在を予言した。
一般読者向けの科学解説に対する功績により、56年ユネスコ・カリンガ賞受賞。68年交通事故で死去。(Amazonの商品説明より抜粋

十年ほど前に購入した本で、原子構造について改めて勉強を開始したここ最近、普通の勉強や特許明細書に疲れたときに読み直しているが、本当にわかりやすい。同作者による『不思議宇宙のトムキンス』が小説仕立てで物理の世界を説明しているの対し、こちらは純粋に、現実世界の物理法則に関し、その法則を発見した意味および現代のテクノロジーに与える影響について明快に記述している。

時間ができたら『量子革命』も読み直そう。あれもいい本だった。

ofの訳し方

たまには英語の進捗も書こう。

最近、昼休みを利用して翻訳の泉で文法と訳し方の勉強を始めた。毎日できるわけではないから進捗は遅いけれど、ちゃんとやれば来月末には一通り終わるはずだ。

さて、第3回『名詞構文』の例文4について、本題ではないところで引っ掛かったときのメモ。


例文)

Forming the functional portions of the memory cells begins by forming a layer of material over the vias and studs and on the surface of the second layer of dielectric material.

見本訳)
メモリ・セルの機能部分の形成は、バイアとスタッドの上および第2の誘電体層の表面に材料の層を形成することから始まる。

私訳)
メモリセルの機能部分の形成は、ビアとスタッドの上ならびに誘電体の第2層の表面に材料層を形成することにより始まる。


本題の名詞構文のところは問題ないけれど、赤字部分のofの係り方の訳が、見本と私訳でずれてしまった。

反省:
1.誘電体(dielectric material)は材料物質だから、”dielectric materialで形成された層”という意味で誘電体層と訳す方が自然だ。もし、『誘電体』が何らかの装置等であり、『誘電体』を構成するいくつかの層のうちの2番目の層と解釈して訳すならば、私訳のほうがいいかもしれない。

2.そもそもの英語力の話として、ofを全部『の』で訳そうとするから、間違うのかもしれない。”the surface of the second layer of dielectric material”で、1つ目のofは所有関係を表しているから『の』でいいけど、2つ目のofは材料だから、あえて訳出するなら『誘電体でできた第2層の表面』くらいだろうか。

===> Todo:ofの文法を復習すること。

なお、原文の英語(US5880991)および対訳(特開平10-289980)を探すと、次のようになっていた。青字部分が上記の翻訳の泉の部分とずれているけれど、元ネタはこの明細書でいいと思う。


原文)
Forming the functional portions of the memory cells begins by-forming a layer of material over the vias and stud interconnections formed in the second dielectric layer and on the surface of the second layer dielectric material surrounding the vias and stud interconnections.

対訳)
メモリ・セルの機能部分の形成は 第2の誘電体層内に形成されたバイアおよびスタッド 相互接続上 に、ならびに バイアおよびスタッド相互接続を包囲する第2の誘電体層の表面上に材料層を形成することから開始される。


 

原子構造と電子配置のまとめ作業

ここ最近、時間をかけて復習を続けてきた原子構造と電子配置にについて、マインドマップでまとめる作業が一段落した。せっかく勉強したことを整理・定着させるために、マインドマップを見ながらワードで文章にまとめてみた。できるだけ図に頼らずに、言葉だけで書こうとするとなかなか難しい。(以下、ノートの抜粋)


【原子配置と周期表】

  • 1電子系と多電子系

電子を1つしか持たない1電子系である水素原子は、ポテンシャルエネルギーが静電気的引力の項1つでシュレディンガー方程式が厳密に解けるため単純である。しかし、この単純性はヘリウム以上の多電子系では失われ、電子間相互作用を考慮する必要がでてくる。つまり、多電子系では、電子全体としての電子状態を論じる必要があり、『各電子は原子核と他の電子による平均的な球対称の電場の中で運動する』という近似がなされる。このため、水素原子のエネルギー順位はnのみによったが、多電子系ではlも関係してくる。

  • 電子配置の規則性

原子の電子配置はおもに、『原子中の電子は4つの量子数n, l, ml, msによって規定される』というパウリの排他原理と、『量子数の等しい軌道に電子が充填されるとき、できるだけmlの異なった軌道に入り、スピンを同じ向きにしようとする』というHundの法則によって規定される。軌道の大きさ・形状・配向性はn, l, mlによって一義的に決まり、状態はmsによって決まる。ここで、

n:主量子数
・軌道の大きさとエネルギーを決める
・値:1,2,3,…

l:方位量子数
・軌道の形をきめる
・値:0,1,2,3,…,n-1

ml:磁気量子数
・軌道の空間での配向を決める
・値:0, ±1, ±2,….,±l

ms:スピン磁気量子数
・2つの値(+1/2 と -1/2)をとり、前者は右回りの自転に対応しαスピン、後者は左回りの自転に対応しβスピンとよばれる。

である。また、主量子数nと方位量子数lについては、以下の記号でその大きさをあらわす。

原子のエネルギー順位は、nが大きいほど高いが、nが等しい場合はlが大きいほど高い。

1s < 2s< 3s<3p < 3d ≃ 4s < 4p < 5s ≃ 4d < 5s ≦ 4d < 5p < 6s < 4f ≦ 5d< 6p < 7s 5f < 6d < 7pの順序にしたがい電子が配置されていく。


こういう(ものすごく)基礎的な部分を勉強することが、特許翻訳の力の向上に結び付くだろうか?深いところで繋がるに違いないと思ってやってはいるけれど、原子構造や周期表なんて、特許出願をする当業者にしてみれば掛け算九九や因数分解みたいな基本事項だろう。

でも最近、ソフトマターに興味が出てきた。きっとこれから来る分野の1つだと思うが、どうだろうか。この分野は、化学の基礎が分かっていないとどうにもならないから、やっぱり他の勉強と並行して、基礎部分も頑張ろうかな。

JISの用語集についてメモ

体調不良のため勉強できず。インフルエンザでなければいいけど。。

昨日発見したJISの用語集について

JISのページ『JIS規格番号からJISを検索』に『z8890』と入力して検索すると『粉体の粒子特性評価ー用語』のページが開く。

粉体関連の特許明細書を読む際に使えそうだ。

今日は身体を休めて、明日からがんばろう。

 

 

マインドマップ進捗と得意分野

先日から取り組んでいる『原子構造と電子配置』マインドマップの作成がなかなか進まない。参考にしている書籍(大学の教養課程で使ったテキスト)のページ数で言えば、20ページにもならないが、内容を理解してマップ化しようとすると、けっこう時間がかかってしまう。とりあえずの完成まで、あと6時間といったところ。

また、マップのサイズが、どんどん大きくなってきた。このままでは印刷できないので、最終的には2or3個に分割することになりそうだ。

今後の課題

  1. マップを作る前に、印刷に適したサイズを想定して全体のサイズに制限を加えること
  2. マップの焦点がボケるのを予防するために、マップのテーマ、目的を明確にすること。

==> マップに副題をつけたり、トピック、サブトピックに個数の制限を設けてもよいかもしれない。

現時点の成果

  1. イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度、周期表などの基本的な項目について整理ができた。
  2. 原子構造といえば、ボーアモデルのような同心円状の球のイメージに縛られていたが、それを捨てて、s軌道やp軌道のイメージが持てるようになった。

==> 最終的には結晶構造くらいまで、基本的なことが理解できるようになりたい。


【得意分野について考える】

昨日の得意分野に関するビデオ(No.2220,2221)を、自身に当てはめて考えてみた。職歴や興味の方向から考えると、いわゆるLinux系のコーディングや、ファイルサーバの運用、サーバの組立てあたりにアドバンテージがあるような気がするけれど、その道のプロですか?と問われれば、Noである。難しいところは専門の担当者に任せていた。ほかに電波関連のオペレータ業務(同軸ケーブル等の設置、A/D変換、オシロスコープ、混信の調査等)も経験もあるけれど、これも別にプロではない。マニュアルに則って定常作業をしていただけだ。さらに、衛星画像の解析や測量の経験もあるけれど、これは全然たいしたことない。特に測量は、これは入札要件に入っていたから上司に言われて測量士補を取っただけで、実際の測量経験は1回しない。

さて、今はどうだろう?主に経理や庶務を担当する事務員だ。雑多な法定書類の整理と電話番が仕事の4割を占める。あとは、経理、簡単な広報記事の作成(日英)、フォーラム等イベントのスケジュール管理、NASの設定やウェブサイトの管理等のIT系の仕事だろうか。何が主担当なのか自分でもよくわからない。来るもの拒まずで引き受けていたら、どんどん広がってきた。

うーん、翻訳会社の調査をしなくてはいけない。

勉強会とGoogle Adsense

今朝は寝坊したので勉強できず。。。
昨日の記録だけメモ。

翻訳・通訳の勉強会

通訳翻訳関係者のネットワークが主催するイベントに行ってきた。勉強会というよりは、業界の現況についての認識を参加者が共有し、翻訳/通訳を育成するためのアレコレを会議通訳の重鎮が語る、というものだった。

通訳寄りの話が多く、私が聞きたかったコーパスやコンコーダンスの話は出てこなかったけれど、最近の同時通訳に関する話題(世界中の同時通訳者が感じている、トランプ大統領の英語を訳す苦労/医療通訳の現場の話)は、今まで知らない世界のはなしでとても面白い。ニュアンスや語尾のちょっとした違いによって、医療現場における患者ー医師の信頼関係が変わったり、陪審制度において、被告の量刑に差が出てくるなどの事例紹介があった。

医療通訳の原則は『何も足さない、何も引かない』の導管の姿勢だけれども、その結果が通訳を必要とする人物にとって不利益になる場合、通訳者/翻訳者ができることは何か、というトピックは特に印象深かった。

例1)『医師のセリフだけでは、文化的背景が異なる患者は、治療方法を十分に理解できていない』ことを通訳者は認識し、医師に対して『患者が理解していないので、図を描いて説明をすること』を促す。

例2)産婦人科で、患者の子ども(小学一年生の女の子)が通訳者として、医師-患者の間にはいっているとき、医師が女の子に対して『お母さんのお腹の中の赤ちゃんはもう育たないから、流産の手術になる』ことの通訳を促していた。別件で現場に居合わせた医療同時通訳者は、医師に対して子どもに対する配慮を訴えた。

Google Adsense

ブログが思いのほか続けられているので、Google Adsenseを入れてみる。こんなに毎日毎日、記事をアップしている自分にびっくり。

インターネットの情報によると、

  1. Google Adsenseでコードを取得する
  2. ブログパーツに広告ユニットを設定する
  3. 審査がある

とのことである。とりあえず、コードをヘッダファイルに貼ってみた。あとは、いま使っているテーマには広告ユニットが無いから、テキストウィジットで追加すればいいのだろう。ちょっとずつやってみよう。

過去のトライアルを振り返る

誤訳の研究シリーズ(No.1119~)を一通り視聴したところで、講座受講を開始する約1年前に受験したトライアルの振り返りを全くしていなかったことを思い出した。特許翻訳どころか、翻訳全般の勉強をほとんどしていない状態で気軽に受験したため、提出した答案を見直すと、かなりひどい。翻訳会社の担当者に『余計な仕事を増やしてすいません』と謝るレベルだ。

課題になっていた特許明細書の対訳が公開になっているので、他の勉強と並行して振り返りをやろうと思う。

記憶をサルベージ


  • トライアルのスタイルについて

・共通課題と特許明細書課題の2種類について回答を提出する

・各課題に制限時間(標準回答時間)が設定されている

・A4で2ページほどのスタイルガイドがある

・特許明細書課題の項目:書類名、関連出願の相互参照、技術分野、背景技術、特許請求の範囲

  • 特許明細書課題の反省点と対策
      1. 定型的な訳文を当てはめることができる『関連出願の相互参照』について、対訳のストックを持っていなかったので、定型訳の検索および訳の作成に時間がかかった。
        対策:『関連出願の相互参照』について 定型訳のストックを30個作る(2月の目標に追加)
      2. 定冠詞”the”をほぼ全部、『前記』や『該』と訳した。
        対策:ビデオNo.1215、No.1319等を視聴&文法書を確認して、訳出すべき”the”か否かについて、判断できるようにする
      3. 答案作成の前に、特許庁DBの利用や、関連する特許明細書の検索をしなかった。
        対策:特許庁DBや対訳収集ソフトなどを使って、時間を測りながら調査をする。
      4. 装置間の接続関係を誤解したまま訳した
        対策:訳出の段階で、請求項に含まれる参照記号と、図面上の記号が一対一になるように、原文に印を付けながら読む。装置の全体像を把握してから訳出する。
      5. 前置詞の訳抜けがあった
        対策:誤訳の研究シリーズで紹介されていた方法(木製の定規を当てながら、自分に分かる校正記号を使って印をつける)や、当時は持っていなかったTradosを利用する

ついつい基礎勉強に意識が向いてしまうけれど(だって楽しいから)、本来の目的を忘れないようにしなくてはいけない。

その他
北国に住んでいるし、子供も小さいので、関東・関西圏の大きな産業イベントに行くのは難しい。でも、近所の大学でも面白そうなイベントが頻繁にあることに気が付いた。今日は無理だけど、次の機会は逃さないようにしよう。

ACADEMIC FANTASISTA 「現代の錬金術師たちの熱き戦い ―次世代耐熱合金に挑む―」開催のお知らせ