勉強会とGoogle Adsense

今朝は寝坊したので勉強できず。。。
昨日の記録だけメモ。

翻訳・通訳の勉強会

通訳翻訳関係者のネットワークが主催するイベントに行ってきた。勉強会というよりは、業界の現況についての認識を参加者が共有し、翻訳/通訳を育成するためのアレコレを会議通訳の重鎮が語る、というものだった。

通訳寄りの話が多く、私が聞きたかったコーパスやコンコーダンスの話は出てこなかったけれど、最近の同時通訳に関する話題(世界中の同時通訳者が感じている、トランプ大統領の英語を訳す苦労/医療通訳の現場の話)は、今まで知らない世界のはなしでとても面白い。ニュアンスや語尾のちょっとした違いによって、医療現場における患者ー医師の信頼関係が変わったり、陪審制度において、被告の量刑に差が出てくるなどの事例紹介があった。

医療通訳の原則は『何も足さない、何も引かない』の導管の姿勢だけれども、その結果が通訳を必要とする人物にとって不利益になる場合、通訳者/翻訳者ができることは何か、というトピックは特に印象深かった。

例1)『医師のセリフだけでは、文化的背景が異なる患者は、治療方法を十分に理解できていない』ことを通訳者は認識し、医師に対して『患者が理解していないので、図を描いて説明をすること』を促す。

例2)産婦人科で、患者の子ども(小学一年生の女の子)が通訳者として、医師-患者の間にはいっているとき、医師が女の子に対して『お母さんのお腹の中の赤ちゃんはもう育たないから、流産の手術になる』ことの通訳を促していた。別件で現場に居合わせた医療同時通訳者は、医師に対して子どもに対する配慮を訴えた。

Google Adsense

ブログが思いのほか続けられているので、Google Adsenseを入れてみる。こんなに毎日毎日、記事をアップしている自分にびっくり。

インターネットの情報によると、

  1. Google Adsenseでコードを取得する
  2. ブログパーツに広告ユニットを設定する
  3. 審査がある

とのことである。とりあえず、コードをヘッダファイルに貼ってみた。あとは、いま使っているテーマには広告ユニットが無いから、テキストウィジットで追加すればいいのだろう。ちょっとずつやってみよう。

過去のトライアルを振り返る

誤訳の研究シリーズ(No.1119~)を一通り視聴したところで、講座受講を開始する約1年前に受験したトライアルの振り返りを全くしていなかったことを思い出した。特許翻訳どころか、翻訳全般の勉強をほとんどしていない状態で気軽に受験したため、提出した答案を見直すと、かなりひどい。翻訳会社の担当者に『余計な仕事を増やしてすいません』と謝るレベルだ。

課題になっていた特許明細書の対訳が公開になっているので、他の勉強と並行して振り返りをやろうと思う。

記憶をサルベージ


  • トライアルのスタイルについて

・共通課題と特許明細書課題の2種類について回答を提出する

・各課題に制限時間(標準回答時間)が設定されている

・A4で2ページほどのスタイルガイドがある

・特許明細書課題の項目:書類名、関連出願の相互参照、技術分野、背景技術、特許請求の範囲

  • 特許明細書課題の反省点と対策
      1. 定型的な訳文を当てはめることができる『関連出願の相互参照』について、対訳のストックを持っていなかったので、定型訳の検索および訳の作成に時間がかかった。
        対策:『関連出願の相互参照』について 定型訳のストックを30個作る(2月の目標に追加)
      2. 定冠詞”the”をほぼ全部、『前記』や『該』と訳した。
        対策:ビデオNo.1215、No.1319等を視聴&文法書を確認して、訳出すべき”the”か否かについて、判断できるようにする
      3. 答案作成の前に、特許庁DBの利用や、関連する特許明細書の検索をしなかった。
        対策:特許庁DBや対訳収集ソフトなどを使って、時間を測りながら調査をする。
      4. 装置間の接続関係を誤解したまま訳した
        対策:訳出の段階で、請求項に含まれる参照記号と、図面上の記号が一対一になるように、原文に印を付けながら読む。装置の全体像を把握してから訳出する。
      5. 前置詞の訳抜けがあった
        対策:誤訳の研究シリーズで紹介されていた方法(木製の定規を当てながら、自分に分かる校正記号を使って印をつける)や、当時は持っていなかったTradosを利用する

ついつい基礎勉強に意識が向いてしまうけれど(だって楽しいから)、本来の目的を忘れないようにしなくてはいけない。

その他
北国に住んでいるし、子供も小さいので、関東・関西圏の大きな産業イベントに行くのは難しい。でも、近所の大学でも面白そうなイベントが頻繁にあることに気が付いた。今日は無理だけど、次の機会は逃さないようにしよう。

ACADEMIC FANTASISTA 「現代の錬金術師たちの熱き戦い ―次世代耐熱合金に挑む―」開催のお知らせ

 

 

訳語決定プロセスの確認とマインドマップ進捗

1119_誤訳の研究(3)を視聴して、過去の訳語決定に関するブログ記事に挙げた対処法に、以下を追加する。

誤訳かなと思ったら(過去記事より)

  1. 原文の英語が間違っているのか
  2. 訳語が異なっているのか
  3. 原文が同じスペルであって多義的であって、訳語が異なっているか
  4. 原文が同じスペルであって多義的であって、訳語が異なっていることが誤りであって、本来統一すべきなのか

原文の英語が間違っているとき(本日追加)

  1. Google検索などで、正しいスペルの単語をピックアップ
  2. 辞書で単語の意味・用法を確認
  3. コンテクストを確認
  4. 仮決定した訳語を特許庁DBなどでキーワード検索し、妥当性を確認する
  5. 用語登録して、同一案件の中では用語を統一する
  6. 納品時に、スペルミスをコメントで指摘する

※ヒットした検索数の数勝負ではなく、コンテクストからベストなものを選択する


【原子構造と電子配置のマインドマップ】

進捗は、昨日よりちょっと進んで6割くらい。マインドマップを本格的に使うのは初めてなので、他の受講生の皆様のブログに掲載されているものを参考にしながら試行錯誤しているけれど、主トピック・サブトピック・フロー以外の使いどころがよくわからない。全然、使いこなせていない。

↑現在の版(あんまり良い出来ではない)

マインドマップをマスターするためのTo do:

  1. とりあえず1つ目を完成させる
  2. 他の受講生の皆様がブログに掲載しているマップと、自作を比較する
  3. 自作のマインドマップをブラッシュアップして、反省・改善点を書き出す
  4. P&G特許明細書全体の構成についてor分散・乳化について、マインドマップを作ってみる
  5. 特許明細書の構成に関するマインドマップが上手くできたら、それを参考にしつつ、他の特許明細書のマインドマップを作ってみる。※処理速度アップの練習を兼ねて、できるだけ高速にやる。

今朝は記事を書き始めた時間が遅かった。いつもよりちょっと短めだけど、これでおしまい。

コンピタンスと等価

週末の『通訳・翻訳論超入門講座』に備えて、課題指定図書『よくわかる翻訳通訳学』を8割がた読み進めた。

メモ① ”コンピタンス”

  • 海外(特にEU圏)には、翻訳者の高等育成機関が多数存在する。育成機関なので当然、入学要件と修了要件が設定されていて、入学希望者の選抜をするための試験や、翻訳者として認定するためのレベル設定がある。
  • 翻訳教育研究においては、課題を遂行する能力や技術を指して『コンピタンス』という用語を使う。
  • 2009年に欧州委員会の翻訳総局が指揮する欧州翻訳修士(European Mater’s in Translation:EMT)プログラムの専門家グループが提示した翻訳者コンピタンスのリストは以下のとおり。

      1. 翻訳サービスを提供できる能力(翻訳を生み出す能力、クライアントなどと良好な関係を保てる能力など)
      2. 言語能力(起点言語および目標言語の高度な運用能力
      3. 異文化理解能力(起点文化および目標文化についての深い理解)
      4. 情報検索能力(辞書やインターネットで情報を検索する能力)
      5. 特定分野調査能力(特定分野の専門知識を効率よく習得できる能力)
      6. ツール活用能力(翻訳メモリなどツールを効果的に活用できる能力)

翻訳者に求められる要件がこんなにあるとは知らなかった。。。日本の翻訳スクールがカバーしてるのは、言語能力・情報検索能力・ツール活用能力あたりだろうか。

メモ② ”等価”

等価
原文の意味と訳文の意味が同じようになるように訳す」というある種の努力目標をあらわす概念であり、5つのレベル(語のレベル、語を超えたレベル、文法のレベル、テクスト構成のレベル、語用論のレベル)で考える。
動的等価
言語間翻訳は、ある言語のメッセージを別の言語の個々のコード・ユニットで置き換えるのではなく、メッセージ全体で起きかえる。つまり、テクスト全体としての等価をあらわす概念であり、4つの基礎要件(a) 意味が通ること、b)原文の精神と態度を伝えること、c)表現は自然で簡単な形を使うこと、d)類似の反応を引き出すこと(等価効果))が提唱されている。

ある意味オフィシャルな『翻訳』の定義や翻訳者のスタンスを知ったこと、また、それらが本講座の方向性と概ね合致していることで、講座を卒業した先にある(はずの)自分の翻訳者像が補強された気がする。

こうした指針・裏付け・補強を見つけて喜ぶのも、きっと私の思考のクセだろう。メンドクサイ性格だという自覚はあるが、しかたない。

【その他】

・1116_誤訳の研究(2)を視聴した。

・『原子構造と電子配置』に関するマインドマップを作りはじめた。最終的には、化学結合時のπ結合・σ結合や分子の充填構造のあたりまで作りたい。進捗は5割くらい。

 

原子構造と電子配置

昨日の動画に取り上げて頂いたのを先ほど視聴して、恥ずかしいやら有り難いやら。。まぁ、うん、でも、結局のところ、がんばります!

マザー・テレサ(?諸説あり)の名言『思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。』を知って以来、少なくともオープンになる文章にはポジティブな言葉を使うようにしています。


【今朝の勉強】

高分子化合物の組成・反応過程・製造などを勉強していると、原子構造のキーワード(双極子、ポテンシャルエネルギーなど)は避けて通れないようなので、改めて周期表をじっくり見てみる。手持ちの参考書を頼りに、学生時代の記憶をサルベージして整理する。

ノート(抜粋)

  • 1つの原子軌道は3つの量子数(n, l, ml)によって一義的に決まり、さらに電子のスピンを考慮に入れた計4つの量子数により、原子内の状態が決まる。
  • Pauriの排他原理(Pauli’s exclusion principle):原子中の電子は4つの量子数(n, l, ml, ms)によって規定される1つの状態に1個の電子しか存在できない。

ここで、n:主量子数(軌道の大きさとエネルギーを決める)、l:方位量子数(軌道の形をきめる)、ml:方位量子数(軌道の空間での配向を決める)、ms:スピン磁気量子数(+1/2と-1/2の値を取り、前者は右回りに対応してαスピン、後者は左回りに対応してβスピン)

また、1つのに対してln個の値をとり、1つのlに対してmlは(2l+1)個の値をとる。各nlの値に対して、次の記号を使用する。

 

〇周期表の族について

典型的元素(main group elements)
同族間の類似性が著しい元素(アルカリ金属、アルカリ土類金属、半金属、卑金属、希ガス)
遷移元素(transition elements)
同族間のみならず横の類似性も重要な元素

あ、もう少し書こうと思ったけれど、時間切れ。朝ごはんを準備して子供を起こさなくちゃいけない。残念。

他にしたこと:SEO対策の動画(管理人さんのブログで紹介されていたSEO対策の書籍&1ヶ月お試し無料キャンペーンのやつ)を1つだけ視聴した。知らない視点や概念が紹介されていて面白い。ただ、コレ系の動画に出てくる講師の人って、みんな似たような恰好をしているのはなぜだろう。ビジネスカジュアルがさらに崩れたような、ジョブス崩れみたいな恰好で、フリーランスのSEに多い。

化粧品について

本格的に講座に取組み始めて、そろそろ1ヶ月。順調とは決して言えないけれど、制限された時間の中でやっているにしては、まぁ頑張っていると思う。とりあえず、毎朝3時に目覚まし無しで目が覚めるようになった。今後の課題は、どうやってもっと時間を作るかだ。あー、2時に起きれないかな。

さて、乳化や分散、高分子など基本的な部分を勉強したことで、P&G特許(特表2005-507913)の内容を徐々に理解できるようになってきたが、まだバインダや色材、保湿・光沢成分のついての理解が浅いからここを深掘りしなくてはいけない。

でも、上記の不足を埋める等この特許明細書を潰したと仮定して、他の特許明細書を読み込む際に、これがどれだけのレバレッジとなるだろうか?つまり、ほかの化粧品関係の特許明細書をどのくらい読めるようになるのだろうか?

そもそも『化粧品』とは何だろう。

化粧品について

独立行政法人製品評価技術基板機構のウェブサイトで、化粧品の分類とその構成成分について調べた。

化粧品(薬事法)
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう

意外なことに、シャンプーや全身洗浄料も化粧品らしい。ということは、CVで得意分野に『化粧品』と書いたら、翻訳会社はどのように解釈するのだろう。そこに『シャンプー』は含まれて『美白○○ファンデーション』は含まれないのだろうか?うーん、CVを書く時には、特許分類上の基準と併せて確認しよう。

また、化粧品の構成成分は大別して4種類(1.化粧品のベースを構成するのに必要な基剤原料、2.生理活性や効果・機能を訴求するための薬剤原料、3.製品の品質を保つのに必要な品質保持原料、4.色や香りに関連する官能的特徴付与原料)ある。今回の特許明細書は、『着色剤含有内相を含むシリコーンエラストマーエマルジョン化粧品組成物』だから、1の基剤原料に係るものだろう。


化粧品の定義と分類が判明してスッキリしたので、つぎに、特許庁DBで、関連する日本語の明細書を調べた(英語が原文の明細書は、誤訳があるかどうかを悩まなくてはいけなくなるので、今回は除外した)。”シリコーンエラストマー”、”化粧品”等の単語で検索すると数百件がヒットしたので、比較的短いものを3つ選んで、まず1つ目を読んでみると、今回取組んでいる特許明細書の対訳を読み始めた頃と比較して理解度が上がっているのがわかる。調べなくてはいけない用語や背景知識は沢山あるが、消灯した暗い部屋でメガネを探すか、常夜灯がある中でメガネを探すか、くらい違うと思う(ちなみに、私はメガネっ子)。うん、レバレッジだ。

【その他メモ】

・1113(誤訳の研究)、1114(誤訳防止のためのロジカルシンキング)を視聴した

 

 

コーパスの準備の準備

コーパスやコンコーダンスが取り上げられたビデオ(67,126,291,1495,1504)を視聴して以来、コーパス言語学に興味がもっているが、まだ特に行動をしていなかった。
でも、来週末に、市民公開講座レベルの通訳・翻訳論入門の勉強会に参加することになったので、指定図書『よくわかる翻訳通訳学』を図書館で借りてきた。

本書の内容は多岐に渡っており『翻訳・通訳の歴史』、『職業としての翻訳』や『翻訳とテクノロジー』など、”翻訳”がそもそも何なのか、ということが説明されていておもしろい。コーパスや機械翻訳も翻訳論のカテゴリに入るようなので、この勉強会で何か掴めるかもしれない。

ビデオで再三『置換屋はダメ!』といわれるが、本書の冒頭『翻訳』の定義の項に、以下のように書いてあった。本質的に同じことを言っている気がする。


(前略)起点テクストの意味を理解し、目標言語において適切な訳語を選ぶことは、単純な作業のように思われるかもしれませんが、実は大変難しい作業です。(中略)言語間翻訳をする際には機械的に語を置き換えることはできず、前後の文脈を含めて、(中略)その語が含まれたメッセージ全体を解釈し、それを目標言語において表現する必要があります。


なお、この勉強会は、昨年秋頃に縁があって入会した、翻訳通訳関係者ネットワークのオフ会である。案内によると、前半は『通訳・翻訳論超入門講座』で、後半は『FITS2017 (国際翻訳者連盟世界大会ブリスベン大会)&JAITS(日本通訳翻訳学会年次大会)の参加報告』の二部構成となっている。今まで意識の範疇になかった、新しい世界が広がりそうでちょっと楽しみ。
なお、会場は公共施設の会議室で、おしゃれ感はゼロ。翻訳者志望の初心者としてはプロになる365日前の身としては、会場の隅の方でしっかりメモを取るつもりだ。

【その他メモ】

アルコキシル(alkoxyl)
一価の基RO-をいう。Rは鎖式または脂環式の炭化水素基であるが、普通はアルキル基の場合を指す。対応するRの語幹をとって、メトキシル、はエトキシルなどという。
※置換基名としては、アルコキシ(alkoxy: メトキシ, エトキシ)という。
ラウリル硫酸ナトリウム(sodium lauryl sulfate, SLS)
陰イオン性界面活性剤の1つ。ドデシル硫酸ナトリウム(ドデシルりゅうさんナトリウム、sodium dodecyl sulfate, SDS, NaDS)とも呼ばれる。硫酸のモノ長鎖アルキルエステルのナトリウム塩である。

==> 先日勉強した『分散基礎講座』第9講の低分子分散剤の表に、アルキル硫酸塩の名前で載っていたが、名前が違うので気づけなかった。残念だ。

 

 

請求項の図解に挑戦②

昨日に続き、P&G特許(特表2005-507913)請求項の図解についてメモ。

  • 進捗:全部の請求項について図解したので、とりあえず修了。

反省点

  • ツール:ただ慣れているからという理由で、MS PowerPointを使ったけれど、Xmindを使った方がよかった。

理由)図に対してコメントを書き込んだり、追加の絵を挿入しづらい。1つのテーマについてプレゼン資料を作るならPowerPointだろうが、ノートには不適だった。PowerPointが有利な場面を考えてみると『ワタシ、化粧品用の高分子化合物について詳しいんですよ。同業者にレクチャーなんかもしてます。ホラ、ここのURLにサンプルの講義用ファイル(ppt)を置いてますから。化粧品関係の特許明細書についてお仕事が入ったら、ぜひお声がけください。』みたいなかんじ(妄想)。

課題

請求項【0005】を図解する際、特許明細書後方の乳化剤の項を参照したが、その構造がイメージできない化合物名が多かった。構造を個別に書けるようになる必要はないと思うが、たとえばアルコキシル化化合物や、ラウリン硫酸ナトリウムのような、よく目にする化合物の組成や結合がわからないようではダメだろう。

==> 要復習

5. The cosmetic composition of claim 1 wherein the emulsifier is selected from the group consisting of polyoxyalkylene copolymers, emulsifying crosslinked siloxane elastomers, and combinations thereof.

【メモ】

  • 特許明細書後方のEmulsifiers/乳化剤の項の2段落目/【0046】について

原文)
A particularly preferred polyoxyalkylene copolymer is known by its CTFA designation as dimethicones copolyol.

の赤字部分の対訳が『ジメチコーンコポリオール』となっていたが、ダウ・コーニングのカタログ『パーソナルケアシリコーン』等で表記を確認したところ『ジメチコンコポリオール』のほうが一般的だとういうことがわかった。

  • 『性』『系』『型』の使い分けについて

対訳では『非イオン性』乳化剤、『陽イオン性』乳化剤等、『性』という訳語を当てているが、先日勉強した分散基礎講座では、『性』の代わりに『型』や『系』を使っている記事が複数あった。どれが正しいのか、どれでもいいのか、それとも場面によって使い分けるのかについて、知っておいた方がよさそうだ。他の文献を見るときに、ちょっと意識しよう。

 

請求項の図解に挑戦①(修正済)

昨日頂いたコメントを受けて、P&G特許(特表2005-507913)のWhat is claimedを図解を始めた。3時間の作業で、進捗は5割。。。意外と時間がかかる。頭の中でイメージしたり、走り書きしたりするだけなら早いけれど、後々の利用を考えて体裁を整えようとすると、そうはいかない。まぁ難しい作業ではないし、嫌いでもない。むしろ楽しい。

作成部の抜粋:請求項1


1. A cosmetic composition comprising an oil-in-water
emulsion that further comprises:

a) a continuous aqueous phase comprising:
1) from about 0.1% to about 10%, by weight of the composition, of a non- emulsifying crosslinked siloxane elastomer Swelled in a non-polar solvent;

b) a dispersed oil phase comprising:
1) from about 1% to about 25%, by weight of the composition, of an oil compatible colorant; and

2) from about 0.01% to about 20%, by weight of the composition, of a binder, and

c) from about 0.01% to about 15%, by weight of the composition, of an emulsifier.


 

    • 各物質の大きさとか形状は、今のところ、テキトー。
    • 対訳では、請求項の冒頭が『エマルジョンの形態の化粧品組成物であって、前記組成物が、』となっていることを発見した。つまり、原文のoil-in-waterが抜けている。

【図解の利用方法(案)】

  1. 図だけをA4で2ページくらいにまとめて、その特許明細書についてのメモ(A4ペラ1くらい)と併せてステープル。これを勉強した特許明細書毎に作成してファイリングし、類似の明細書に取り組むときの資産とする。
  2. 1の一部をPDF化して、CVと一緒に送り付ける。あるいは、ウェブサイトに載せておいて、CVの中にURLを書いておく。アピールと差別化はできるんじゃないかな。

・・・とりあえず、今日中に図解を完成させよう。

追記)2枚目の図に誤りがあったので差し替えました(2018/01/20 08:53)

phase(追記)

昨日の記事で『基剤』についての調査結果を書いたけれど、調べ方が甘かった。。反省。

化粧品関係のウェブサイトでは


基剤
医薬品や化粧品の原料のうち、その製品に形を与えるために主に使われる成分のこと。賦型剤(ふけいざい)とも呼ばれる。軟こうやバームのワセリン、錠剤やファンデーションのタルク、座薬のカカオバターなどがよく知られる。

医薬品や化粧品に配合される有効成分や色材などの量はとても少なく、そのような成分だけで製品を作るのは難しい。そのため、基剤を混ぜて製造時・使用時ともに扱いやすいボリュームに調整する。そのほか、配合された有効成分が体に吸収されやすいようにする、トラブルが起きている皮膚を保護したり冷やしたりするなどの役目も兼ねることがある。


となっていた。だから、化粧品関係で『基剤』という用語がでてきても、一概に間違いとは言えない可能性がある。つぎに、『基剤』の英訳がどうなっているかを他の化粧品関係の特許明細書を検索して調べると、これは”base material”あるいは”base(名詞)”が多い。

以上を踏まえて、問題の英文-対訳文を再確認する。

原文)
As used herein, the oil phase may include hydrocarbon oil based phases as well as silicone oil based phases.

対訳)
本発明で使用する場合、油相には、炭化水素油基剤の相とシリコーン油基剤の相を含んでもよい。

うーん、やっぱり『基剤の相』という訳はないな。基剤の『剤』に相当する部分が英語にないし、そもそも”based”は”phase”を修飾している。昨日頂いたコメントにあるように『~主体の相』とするのがよさそうだ。

【メモ】

  • 複数からなる溶媒について

複数種の組成物からなる溶媒について調べたところ、用語としては『共溶媒』『共晶溶媒』『混合溶媒』などがあることが分かった。今回の場合、炭化水素油とシリコーン油が混ざっているだけだろうから、『混合溶媒』のカテゴリだろう。

いろいろ検索していると、日本油化学会の機関紙『オレオサイエンス』で過去に掲載されていた入門講座シリーズを見つかった。各回の記事分量は短めで、油脂に関する内容が平易に説明されている。とりあえず、全回分をダウンロードした。

・・・勉強の素材ばかりが増えていく。やらなくちゃ。