進捗(2/25~3/3)『日本語の作文技術』についてメモ

日本語・英語・翻訳技術

特許明細書の書き方・読み方の基本を調べるために特許事務所や弁理士のウェブサイトをいくつか巡ってみたところ、複数のサイトで日本語の重要性が強調されていた。また、常日頃の悩みとして、自分の訳文が日本語としてイマイチなのは分かるのにどうやれば上手くなるのかが分からないということがあった。

そこで、某特許事務所のコラム?で紹介されていた『日本語の作文技術』(本田 勝一)を読むことにした。金曜日~今朝の段階で、全体の約6割を読み終えたので、今週中には読み終えるだろう。なお、今まで読んだ限りでは、本書は沢山の悪例を並べてどこが悪いのかを比較検討しながらポイントを解説するスタイルである。したがって、ポイントのみを手っ取り早く見つけたい人には向いていないと思う。

内容紹介
「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章をかくこと、これだけである」。修飾の順序、句読点のうちかた、助詞のつかい方など、ちゃんとした日本語を書くためには技術がいる。発売以来読み継がれてきた文章術のロングセラーを、文字を大きく読みやすくした新版。
内容(「BOOK」データベースより)

メモ

本書内の例文をここに挙げてしまうのはどうかと思うので、それは控える。

翻訳が分かりにくくなる原因

修飾・被修飾の距離が離れすぎている場合が多い。とくに、英語・仏語のように、主語が述語を強力に支配し、その結果、補語が述語のあとに延々と繋がる構文を日本語に翻訳するときにこれは目立つ。なぜそうなるかというと、英語というシンタックス(構文・統辞)の世界を、そのまま日本語という別のシンタックスの中へ押し込んでしまうからである。

  • 日本語の大黒柱は述語であって、いわゆる「主語」ではない。
どの資料で読んだのか忘れてしまったが、英語が名詞的な言語であるのに対して日本語は動詞的な言語なので、英語の名詞で動詞形を持つものは動詞として日本語に訳出したほうがよい、ということが書いてあった。これと通じる気がする。

語順のポイント

  1. 修飾・被修飾の入れ子を外す
  2. 否定の言葉を修飾する場合に特に注意する

修飾語の語順の4つの原則

  1. 節を先に、句をあとに
  2. 長い修飾語ほど先に、短いほどあとに
  3. 大状況・重要な内容ほど先に
  4. 親和度(なじみ)の強弱による配置転換

※1と2が特に重要であり、1と2のどちらを優先するかはその文の状況による

結語表現を使ってテスト

■US2016360502 (A1)/JP2017083452 (A)

本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成又は使用することができるように提供される。本開示への様々な修正が当業者には容易に理解されるであろうが、本明細書で定義した一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例及び設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理及び新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

■自作(語順の並び替えたついでに、能動態にしてみた)

いかなる当業者でも本開示を作成又は使用することができるように、本開示の前述の説明を提供する。当業者は本開示への様々な修正を容易に理解するであろうが、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に本明細書で定義した一般的な原理を適用し得る。したがって、本明細書で説明する例及び設計に限定することなく、本明細書で開示する原理及び新規の特徴に合致する最も広い範囲を、本明細書で説明する例及び設計に限定することなく本開示へ与えるべきである。