商標法(目的と保護対象)

特許法など法律関係

今週から、某法律事務所でアルバイトを始めた。商標法について学ぶ機会があったので、そのときのメモの一部。

学習のポイント

  1. 目的と保護対象
  2. 登録要件
  3. 商標調査
  4. 商標登録を受けるための手続き
  5. 商標権の管理と活用
  6. 商標権の侵害と救済

商標法の条文はこちらから参照

1.目的と保護対象

目的


第一条 この法律は、商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的とする。

商標法

商標の機能(4つ)

勉強するまでは「商標=どこの会社の商品・サービスであるかを示すようにするマーク」くらいのイメージしか持っていなかったが、厳密には、下記4つの機能に分類されるらしい。

自他商品等識別機能

数ある同種の商品やサービスのなかから、自己の商品等と他人の商品等とを区別する機能

出所表示機能

同一の商標を付した商品やサービスは、常に一定の生産者や販売者によることを示す機能

品質保証機能

同一の商標を付した商品やサービスは、常に一定の質を有していることを示す機能(品質の同一性を保証する)

宣伝広告的機能

商標をきっかけに、商品やサービスの購買意欲を起こさせる機能

商標の種類(9つ)


第二条 この法律で「商標」とは、人の知覚によつて認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合、音その他政令で定めるもの(以下「標章」という。)であつて、次に掲げるものをいう。

商標法

文字商標

漢字・カタカナ・ひらがな・アルファベット等の文字のみから商標

ネーミングが登録されるわけではなく、その文字が特定するマーク(標章)が登録される。

図形・記号の商標

文字を図案化したものや、写実的なものを図案化したもの、幾何学模様の図形などの記号的な商標

立体商標

飲食店の前に置かれる立体人形や包装容器など、特殊な形状をした商標

  • ヤクルトの容器
  • ペコちゃん人形
  • きのこの山
  • スーパーカブ(ホンダ)
ITmediaの記事より(https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/10/news074.html)

疑問①:特殊な形状をした弁当容器などは、実用新案でもいいような気がするが、どういう風に使い分けるのか?そもそも、意匠登録・商標登録・実用新案はどう使い分けるのか?

色彩のみからなる商標

単色または複数の色彩の組合せからなる商標

特許庁のニュースリリースより(https://www.meti.go.jp/press/2016/03/20170301003/20170301003.html)

結合商標

異なる意味の文字と文字、図形と図形、図形や記号と文字、図形と色彩等を組合わせた商標

音商標

音楽・音声・自然音等からなる商標であり、聴覚で認識される商標

特許庁のウェブサイトより(https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/newtype/otoshouhyou-hatsutouroku.html)

動き商標

文字や図形などが時間の経過に伴って変化する商標

例)菊正宗(酒造メーカー)のCM(紫色の風呂敷がほどけて一升瓶が出てくる)

ホログラム商標

文字や図形がホログラフィーその他の方法により変化する商標

位置商標

文字や図形等の商標を商品に付す位置が特定される商標

・Lenovoのキーボート中央の赤ポチ
・シャツの胸ポケット左上に「Levi’s」のロゴが入った赤タブ