進捗(6/24~6/30)depending onとin accordance with

日本語・英語・翻訳技術

先週から引き続き ミドリ インターナショナルのコラム記事を復習しつつ、英日ポストエディット(某産業機械の取扱説明書)に係る専門分野について勉強した。国内・海外のメーカーと業界団体のウェブサイトから「フレッシュマンのための~~」といった教育資料や対訳用語集を集めてデータベース化を進めている。


翻訳のヒントいろいろ②

ミドリインターナショナルのコラム『翻訳のヒント』より。

“depending on”と”in accordance with”

「~に依存して(変化する)」は、”depending on”よりも”in accordance with”や”varies with “が適切な場合が多い。

(和文)変換率aは入力変位量に依存して変化する

(誤)Conversion ratio varies depending on the amount of input displacement.

(正)Conversion ratio varies in accordance with the amount of input displacement.

dependについて復習

ミドリインターナショナルのコラム記事では”depend on”の本質を表す例として、ジーニアス英和大辞典の例文が挙げられている。

- They are difficult people and everything depends on the mood they are in.(彼らは気難しい人たちで、すべては彼らの気分次第である。)

- The answer varies depending on whom you ask.(誰に聞くかによって答えは変わってくる。=答えはあなたが聞く人次第(で様々)だ。)

例文をさらに確認するために『新編英和大活用辞典』(研究社)の”depend”の項を引くと「v :信頼する;頼む;(…に)よる」とあった。下記の派生語の例文を併せて、なんとなくニュアンスが分かった気がする。確立した用語として”temperature-dependent”(温度依存性の)があるが、これに引きずられてはいけないようだ。

  • dependence(n):信頼;依存;依存症
  • dependency(n):属国;保護領
  • dependent(n):扶養家族
  • dependent(adj):隷属する;頼っている;(…に)よる

accordについて復習

『新編英和大活用辞典』(研究社)で”accord”の周辺を引いてみる。

  • accord(v):一致する;合う;与える
  • accordance(n):調和;一致;和合
  • according(adj):(…に)従って;(…)どおりに;(…に)よれば;(…に)応じて

“in accordance with”の例文は、

  • In accordance with her instructions I went to see him myself.(彼女の指示に従って私は自分自身で彼に会いに行った)
  • Everything has been done in accordance with the  rules.(すべては規則に沿って行われた。) 

などが挙げられている。いま確認したいのは科学系の使い方なのでちょっと期待外れの例文だが、でもニュアンスはなんとなくわかる。ついでに『徹底例解 ロイヤル英文法』でも”depend”と”accordance”を調べると、”accordance”のほうに言及はなかったが、”depend”は「ふつう進行形にしない動詞」の「(1)状態を表す動詞」に分類されていた。

状態を表す動詞

次のような事物の状態や構成を表す動詞はふつう進行形にしないで用いる。ただし、これは永続的、本質的なことについて言っている場合で、そうでない場合には進行形になるものもあることに注意。

徹底例解 ロイヤル英文法 改訂新版

“depend”に限らず、うわべだけしか理解していない単語がきっと沢山あるんだろう。辞書を読まなくては!