進捗(7/16~7/21)戸籍についてメモ

特許法など法律関係

 法律事務所でバイトを始めて早2カ月。知財関係がメインとはいえ、一般法律事務の仕事もする。

民事・刑事を問わず、法律事務所の事務員として基本技能の1つに戸籍の読み方がある。ベテラン事務員の仕事を見ていると『ファミリーヒストリー』(NHK)を1人で作っているみたいで面白い。つまり、(相続等の案件で)取り寄せた複数の戸籍謄本や附票・住民票の写しを読み解いて裁判資料を作るうちに、家族の歴史が自然に浮かび上がってくる。

「あなたもできるようになってね」と軽く言われるけれど、なかなか難しそうだ。

戸籍とは?

人が生まれてから死ぬまでの身分関係を記録した帳簿

  • 日本人であれば必ず戸籍がある
  • 戸籍がある場所を本籍、または本籍地という
  • 正本は市区町村役場、副本は管轄法務局または地方法務支局に備えられる

用途

 家族・親族の身分関係を調べたり、証明したりするときに使う。相続案件で遺言書がなく、子どもがいない場合などは、死亡した当人の傍系(兄弟姉妹)・尊属(直系の父母・祖父母)を始め、必要に応じて絶縁状態だった親族まで生存の有無を調査するので、各役場問い合わせる費用(郵送費・小為替750円/1通・人件費)だけでもバカにならない。->遺言書は大事!

  1. 相続関係の調査
  2. 血縁関係・用紙関係の調査
  3. 家事事件において、夫婦・親子関係の証明
  4. 未成年者に関する事件において、法定代理人の資格証明

※家事事件:家庭に関する事件であり、家庭裁判所で扱う事件一般のこと。離婚調停・婚費請求・面会交流 etc.

戸籍の記載事項

  1. 本籍地
  2. 筆頭者欄(夫婦どちらかの姓を名乗る)
  3. 戸籍事項欄(戸籍全体に関わる編製、転籍、分籍、除籍)
  4. 身分事項欄(出生、婚姻、離婚、養子縁組、認知等)
  5. 配偶者欄(妻・夫)※養子縁組をした場合は、養父・養母欄が追加される
  6. 父母欄(父欄が空欄だったり、父母の姓が違う場合がある)※養父母欄
  7. 名欄(名前)
  8. 続柄欄(長男・長女など)
  9. 生年月日

戸籍に記載されない事項

前科

犯罪人名簿は公用(検察庁・家裁など)以外は請求できない。

破産手続き開始決定

ただし、裁判所は本籍地の市区町村長に対して、復権の見込みがないことが明らかになった場合のみ、当該破産者につき破産手続き開始の決定が確定した旨を通知する。
--> 本籍地で身分証明書を申請すると、破産者である旨が記載される。

※身分証明書:禁治産・準禁治産、成年後見の有無、破産の通知の有無を証明するもの

除籍

 婚姻・死亡・転籍などの理由で戸籍から名前が除かれること。その戸籍に記載のあるすべての者が除かれた場合(いなくなった場合)その戸籍謄本は除籍謄本となる。

戸籍の改製

法律の改正に伴って新しく戸籍が作り直された際に、新しく作られた戸籍を現在戸籍、古い戸籍を改製原戸籍という。

昭和改製原戸籍

昭和32年の家制度廃止による改製

平成改製原戸籍

平成6年のコンピュータ化による改製