近況とセールスライティング

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近況

 先日、アルバイト先の特許法律事務所から正社員のお誘い(副業可)を頂いた。少し迷ったが、せっかくの機会なので乗っかることにした。特許翻訳のほうは細々と続けるし、このブログも気まぐれ更新でしばらく残しておくつもりだ。

 小さな法律事務所での仕事は多岐にわたる。電話応対・お茶出し・地域の弁護士会や裁判所へのお遣い・書類整理などは当然として、苦情受付(ひたすら聴く)・知財事務の補助(調査・翻訳)やウェブサイトの更新・管理 etc.だ。知財以外の一般的な事件(離婚・離縁・損害賠償・労働問題・交通事故・相続・刑事など)の場合は、各事件に依頼者の人生が詰まっている。「昼ドラですか?」と言いたくなるような事態の成り行きに目を剥くことも珍しくはない。しかし、守秘義務があるし、依頼者の諸事情に感情移入して精神的ダメージを受けるわけにはいかないから、法律事務所スタッフには性格の向き不向きがあると思う。「能天気で口が堅い」というのが、大事なようだ。

DMに挑戦

 先月上旬から一カ月間、「既存の事務所リーフレットを数百件の見込み客に郵送する」という業務が発生した。送付先のリストアップや封入作業は自力で処理したが、封筒のデザインや送付状の文案の作成は素人では難しく、外部の経験者にアドバイスをもらって、なんとか形にできた。

通常の送付状と広報目的の送付状では、具体的に何が違うのだろう?

セールスライティングの基礎を学ぶ

 とりあえず、セールスライティングの入門書『セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで』(翔泳社,2011)を購入した。

2011年の本なのでSNSなど最近の媒体は含まれていないけれど「売るための文章」のポイントがスッキリとしたレイアウトでまとめられており、とても読み易い。

このハンドブックの内容を念頭において、自作した送付状や封筒デザインの初案と、外部の手が入った最終案とを見比べると、最終案は、定石を押さえていることがよく分かる。なんでも勉強はしてみるものだ。

読書メモの一部

本書の内容を詳しく書くわけにはいかないが、先達の名言と定石がいろいろと書かれていてなるほどなと思ったので、少しだけ載せておく。

広告は娯楽のために書かれるものではない。したがって、娯楽の基準で判断せずに、すべからくセールスマンを基準とすべきである。慰安的な目的で広告を読むような人は、おそらくあなたの望んでいるものからはほど遠いだろう。このような人を対象にすると、ついにはセールスマンとしての本文を忘れ、売ろうとする意欲を失って芸人化し、拍手かっさいを求めるようになるのがオチである。

『科学的広告法』クロード・ホプキンズ(誠文堂新光社, 1996)

「25年後のサザエさん」CMなどをクリエイティブなCMの例として取り上げ「クリエイティブな広告 ≠ 売れる広告」との解説があった。まぁ確かに、あのCMは覚えていても、いったい何の商品だったかは思い出せない。

同じクリエイティブでも、小林製薬みたいな広告のほうが目的を果たしている気がする。

売れるコピーの要素

  1. 注意を引き付ける
  2. 伝える
  3. 説得する

見出しの要素

  1. 注意を引きつける
  2. 対象者を選別する
  3. こちらのメッセージを完璧に伝える
  4. 読み手をコピー本文に誘導する

とても奥が深い。ちゃんと勉強すればきっと役に立つだろう。