「いきなりステーキの特許」による復習メモ

特許法など法律関係

 先日、大腸がん検診に引っ掛かって再検査と相成った家族は、検査前に1日の固形物絶食(流動食のみ可)を強いられた。再検査の帰り道「大量の肉を食べたい。どうしても食べる」と言い張るので、滅多に行かない「いきなりステーキ」に行ってきた。

カウンター?でステーキを待ちつつ、店内を眺めていると「システム特許取得済み 第6301237号」という卓上調味料ケースに貼られたシール上の小さな文字が目に留まる。

ステーキ屋のシステム特許とはなんだろうか?ビジネスモデル特許とはまた違うのか?そもそも、システム特許と言われると、なんだかIoT関係の特許にありがちな代表図面を連想するが、業態から考えると、きっとそれとは違うだろう。

帰宅後、「いきなりステーキ」「特許」等でGoogle検索したところ、Yahoo!ニュースや複数の法律事務所が解説記事を出していることが分かった。

さて、解説記事を読んだ結果、「システム特許取得済み 第6301237号」がいわゆるビジネスモデル特許であることが分かった。ついでに、特許異議申立てにより、特許庁の判断で「取消」になったあと、知財高裁で審決がひっくり返って特許維持になったこともわかった。

特許庁のウェブサイトで、あらためて「特許第6301237号」の経緯を確認するとともに、判決公報を読んでみる。

経過情報の抜粋(J-PlatPatより)

「特許査定」が出て安心していたころ、第三者から「異議申立て」を受けた。特許庁の審判の結果「取消理由通知」が出てしまったので、請求項を一部変更するために「意見書」と「訂正請求書」を提出したが、判断が覆ることなく特許取消の「異議の決定」になった。仕方がないので、知財高裁まで上げたところ、今度は特許を維持する「異議の決定」となった。

あらためて、一般的な特許出願の経過を確認する。

特許出願の経緯

今回は一番左下の「特許査定」の後に、第三者からの異議申立てを経て、特許権が確定したケースだ。担当者によって判断が大きく変わるのは面白い。